お店の紹介

【菓匠 米屋/円山】豆大福が人気 あんこ好きなら一度は食べてみてほしい

和菓子が好きなら、まずは米屋に行ってほしい

店舗情報

菓匠 米屋(かしょう よねや)

札幌市中央区南三条西24-2-6
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地下鉄東西線【円山公園駅】から徒歩7分

駐車場3台

9:00~19:00
定休日 毎週水曜

北海道で本格的に和菓子が作られるようになったのは、明治開拓期以降。
本州に比べると、和菓子の歴史はとても短い。

だからか、和菓子屋が少ないし、その多くは大福がメインの餅菓子屋。

そんな中、菓匠 米屋は、和菓子全般を扱う和菓子屋。

このページの内容は、訪問当時の情報です。現在とは異なる場合がありますので、『確実に食べたい!』という場合は、店舗へ確認をお願いします。

菓匠 米屋の魅力

店構えの少し古風な感じが魅力的で、店内も落ち着いた雰囲気。

ショーケースには、大福、どら焼き、羊羹、団子のほか、オリジナル菓子や赤飯などが並ぶ。
もちろん、季節ごとに桜餅、うぐいす餅、水羊羹、芋羊羹なども楽しめる。

菓匠 米屋の和菓子
菓匠 米屋の和菓子

贈答用に、少し日持ちする菓子の詰め合わせもショーケースに並ぶ。
ちょっとした手土産にも、かしこまった贈答にも頼りになるラインナップ。

でも、なにより人気があるのは、

豆大福。

米屋の豆大福は、一言で表現するならば『上品』だ。

菓匠米屋の豆大福

まず、餅がもっちりと柔らかい。
餅屋の弾力のある餅ではなく、ちょっと求肥に近いような『和菓子屋さんの餅』という感じ。

中はこしあんで、瑞々しくて甘さ控えめ。
少し柔らかめ(水分が多め)のこしあんが、柔らかめの餅にとてもよく合う。

豆は黒豆で、しっかりした歯ごたえと豆の風味がアクセントに。
ただ、豆だけが主張しすぎることはなく、豆大福としてバランスがいい。

菓匠 米屋の豆大福、断面

『美味しさ』とは、バランスで決まると私は思う。
1つの要素、1つの素材で決まることはない。

あんこだけが、餅だけが美味しくても、バランスが悪いと結局その魅力は伝わらない。

米屋の豆大福は、そのバランスが『まさにここ!』というところに整っている。

菓匠 米屋の豆大福

もちろん、もっと餅らしい弾力あるタイプが好きという人もいるだろう。
(私もそう。だから、好きな豆大福№1は別のお店。)

でも、そんな人でも、この豆大福は確実に美味しいと感じる。
あらゆる人の豆大福ランキングで、トップ3に入る、そういう美味しさ。

札幌市内のあんこ好きには、とにかく一度は食べてもらいたい。

豆大福以外のお菓子も、全体的に甘さが控えめで上品。

個人的には、一口サイズの生菓子(梅衣や芋ようかんなど)が特におすすめ。
上品な甘さが、素材の味を引き立たせてくれる。

菓匠 米屋の芋ようかん、焼栗
左:芋ようかん、右:焼栗

菓匠 米屋の商品

豆大福

菓匠米屋の豆大福

●豆大福
人気があるので、土日は午前中に売り切れることも。

必ず食べたいなら、ぜひ開店時間を狙って。

毎回、食べた終わると『また今度買いに行こう』と思ってしまうおいしさ。

どらやき

菓匠米屋のどらやき

●どらやき
鈴の焼き印がかわいらしい。

気泡のしっかり入った生地はふかふか。

みりんは入っていなく、蜂蜜のクセも少なくて甘さ控えめ。

つぶあんの量も控えめなので、全体的にあっさりしたタイプ。

だんご

菓匠のだんご

●だんご
写真は、ごまみそあん。

みそあんの甘さはかなり控えめだけど、胡麻の風味がプラスされて味わい深い。

みたらしも、甘さは控えめなのに濃厚でおいしい。

梅衣

菓匠の梅衣

●梅衣
外は白あん、中には梅の甘露煮。

ほっくりした白あんと柔らかい梅の甘露煮の組み合わせが、なんともおいしい。

個人的には、夏に冷やして食べるのがおすすめ。

芋ようかん

菓匠の芋ようかん

●芋ようかん
秋から冬にかけて販売される芋ようかん。

原材料は、さつまいも、砂糖、塩のみのシンプルなお菓子。

お芋の味を存分に味わえる素朴さが、和菓子らしい。

札幌まる山

菓匠の札幌まる山(和菓子)

●札幌まる山
袋を開けると、中からは金色の包み紙に包まれた、半月型のお菓子が。

外側は、しっかりたまご味でふんわり柔らかい生地。

中は、つぶあんと柔らかい求肥。

たまご風味の洋風生地に求肥とあんこが合う。

ABOUT ME
木村大福
札幌在住のあんバサダー(日本あんこ協会 認定あんこ女子)。 札幌中のあんこを食べ尽くしたい…!