一番好きな豆大福は?と聞かれたら、私は『餅菓子商 白谷の十勝黒豆大福』と答える
餅菓子商 白谷(もちがしあきない しろや)
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地下鉄東西線【西18丁目駅】から徒歩6分
駐車場1台
10:00〜17:00(完売次第閉店)
定休日 毎週月曜・第二火曜
※営業日は、HPで確認可能
餅菓子商 白谷の魅力
餅菓子商 白谷は、札幌医大のそばにあるこじんまりとしたお店。
店前の『豆大福』と書かれたのぼりが目印になる。
売っているのは、ほぼ大福のみ。
小ぶりな大福たちがショーケースに並んでいる姿は、なんだか可愛いらしい。
餅菓子商というだけあって、餅が美味しいのがこの店の大福。
餅らしい粘りと弾力がとても美味しい。
特に、豆大福は、大福好きあんバサダーである私の中で、白谷が堂々の№1。
餅が美味しいだけじゃなく、餅、餡、豆のバランスが最高に好きだから。
しっかりと弾力のある餅。
少し固め(水分少なめ)の餡。
歯ごたえのある大ぶりな豆。
餅は自然なもち米の甘さ。
餡は優しい甘さと小豆の風味。
豆はしっかりと大豆の味。
触感も味も、3つがちょうどいい塩梅になっている。
私は、ダイレクトあんこ(アイスクリームのようにあんこだけをスプーンですくって食べる食べ方)なら、粒あんが好きだ。
でも、この豆大福はこしあんだからこそ、ここまで美味しいのだと思える。
実は、白谷において特筆すべき点は、豆大福の美味しさだけじゃない。
大福の幅の広さ。
定番の豆大福やいちご大福のほか、和菓子屋では見かけない、自由な発想の大福が並んでいる。
たとえば、モンブランもち。
中はホイップで上にマロン餡が乗っている。
さらに、アーモンドコーヒー大福(私の推し)。
中はコーヒー餡、餅には砕いたアーモンドが練り込まれている。
コンビニの大福みたいと思った人がいるかもしれない。
でも、それとは全然違う。
最近、コンビニで見かける洋風の大福(ピスタチオとかいちごクリームとか)。
あれはあれで美味しい。
けれど、個人的にそれらは『大福』ではないように感じる。
なぜなら、餅じゃなく求肥(餅より日持ちして柔らかい)で包んでいるから。
食べた雰囲気が餅とはかなり違う。
白谷の大福は、洋風であっても餅の美味しさを感じる。
大福として美味しい。
そこが好きだ。
豆大福を美味しく作れる職人さんが、あえて新しい味を取り入れて作っている。
その柔軟性にもぐっとくる。
そんなわけで、白谷はいろんな大福があるから、どれを買おうか迷う。
大福は、日持ちしない食べ物なので、買えるのはその日食べる分だけ。
選択を迫られる。
でも、それもまた楽しみのひとつ。
ついつい『次はあれを…』と通いたくなる。
なお、営業時間は17時まで/売り切れ次第終了。
午前中に行って売り切れてたことはないけれど、開店時間に並ぶこともあるので、午後訪問する人は要注意。
餅菓子商 白谷の商品
十勝黒豆大福
●十勝黒豆大福
豆はしっかり歯ごたえのある食感で豆の味も感じられる。
あんはすっきりなめらかこしあんで、すこし固め(水分少なめ)に仕上げられている。
餅、豆、あんとそれぞれ抜群に美味しいけれど、どれかが主張し過ぎることのない最適なバランス。
何度もリピートしたくなる、王道の美味しさ。
いちご大福
●いちご大福
今どきな白あんではなく、普通のこしあんのいちご大福。
頭にいちごが少し透けてるのが可愛らしい。
なめらかなこしあんがいちごの酸味と相性◎
いちごが1週間に一度の定量入荷のため数量限定。
売ってない日もあるので、並んでたらラッキー。
アーモンドコーヒー大福
●アーモンドコーヒー大福
中のコーヒー餡は、白あんにコーヒーを練り込んだもの。
かなりしっかりコーヒーの香りと味がする。
コーヒー味のあんこと言われるとちょっと不思議な感じもするけど、餅との相性は◎
病みつきになる人が多そう(私もその一人)
アーモンドはたっぷり練り込まれているけど、意外と主張し過ぎずほんのりだけど、それもまたいい感じ。
抹茶大福
●抹茶大福
結構しっかり抹茶の苦みがある大人な味。
お菓子の甘い抹茶味が好きな人は、もしかすると好みとはちょっと違うかも。
モンブランもち
●モンブランもち
ホイップとマロン餡はほぼ洋菓子の組み合わせ。
普通はここにスポンジが合わさるけど、実は餅とも相性◎
モンブラン×大福はコンビニにもありそうな組み合わせだけど、餅の美味しさが一線を画す。