日本あんこ協会認定あんこ女子による、どら焼きの食べ歩き記録。札幌で買えるどら焼きを定番から変わり種まで紹介する。
↓↓個人的に特に美味しいと思ったどら焼き4選はこの記事で紹介
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定番のどら焼き
菓匠 米屋/どらやき(円山公園)
鈴の焼き印が特徴の米屋のどら焼き。
気泡のしっかり入った生地はふかふかで、みりんは入っていなく、蜂蜜のクセも少ない。つぶあんの量も控えめで、全体的な甘さは控えめ。
大ぶりな上、生地の割合が大きいので食べ応えがある。上品な和菓子というより、庶民のおやつという感じのどら焼き。
↑手前が鈴の焼き印がある通常のどら焼き。後ろは栗どら焼き。
菓匠 米屋
札幌市中央区南三条西24-2-6
アクセス/地下鉄東西線【円山公園駅】4番出口から徒歩6分
駐車場/3台
営業時間/9:00〜19:00
定休日/水曜
四代 嘉心/どら焼き(西18丁目)
四代 嘉心のどら焼きは、皮もあんこも主張が強くない、上品などら焼き。
あんこは、ふっくら炊かれたつぶあんで甘さ控えめ。皮は、空気をしっかり含んで柔らかい。クセもなく、蜜もほぼなくて、さらりとしている生地。
手のひらに収まる小ぶりなサイズで、厚みがあってぽってり丸いフォルムもどこか上品。
四代 嘉心
札幌市中央区南2条西20丁目2−20
アクセス/地下鉄東西線【西18丁目】2番出口から徒歩5分
駐車場/店前2台
営業時間/10:00~18:00
定休日/月曜・第二、三火曜
もち甘味処 さくら庵/どら焼き(琴似)
見るからにわかる粒あんのたっぷりさが、さくら庵のどら焼きの特徴。注文してからあんを挟んで、優しく包んで手渡してくれるので、どら焼きに高さがある。
あんこは、希少品種で風味が良いと言われる『しゅまり小豆』を使用。皮は、気泡が多くてちょっとだけ弾力がある、どら焼きらしい生地。
もち甘味処 さくら庵
札幌市西区西区琴似1条4丁目4−17
アクセス/地下鉄東西線【琴似駅】3番出口から徒歩1分
駐車場/なし
営業時間/10:00~16:30
定休日/木曜
六花亭/どらやき
六花亭のどらやきは、洋菓子寄りなどら焼き。
皮は、キメ細かくて柔らかい、しっとりしたスポンジケーキのような生地。あんこは、甘さはあるものの後味はすっきりしている。あんこらしいといより、ちょっとジャムっぽい。
誰にでも食べやすい味わいなので、差し入れや手土産にも使いやすい。
コープさっぽろ/トドックどら焼き
『トドック』は、コープさっぽろの宅配サービスとそのマスコットキャラクター(赤いエプロンのシロクマ)のこと。『トドックどら焼き』という名前だけれど、宅配ではなく店舗で販売している。
生地はキメ細かくて、味にクセのないタイプ。一般的にスーパーで売っているどら焼きはパサついて食べにくいこともあるけれど、しっとり柔らかい。あんこもクセがないので、全体的に食べやすいどら焼き。
製造は、株式会社十勝大福本舗。
変わり種どら焼き
花むら/梅どら(厚別西)
あんこは、小豆ではない粒あん。ちょっと茶色い見た目で、味は金時豆っぽい。皮はふわふわで、蜜がたっぷり染みてしっとりしているけれど甘すぎない。
そこに青梅の甘露煮が入っている。甘露煮はほんのり酸味があって、どら焼きの味わいをかなりさっぱりさせてくれる。
通常のどら焼きも蜜たっぷりなのにくどくなくて美味しい。
花むら
札幌市厚別区厚別西3条3丁目1
アクセス/JR【厚別駅】から徒歩7分、地下鉄東西線【新さっぽろ駅】6番出口から徒歩23分
駐車場/あり
営業時間/9:00〜19:00
定休日/毎週火曜
三恵堂/西町どら焼(二十四軒)
あんバターが流行る前からバター入りの西町どら焼。生地は歯切れよくふっくらで、あんこはしっかり小豆の風味がする。バターは程よいバランスでこってりし過ぎない。
2枚の丸い生地で挟むのではなく、細長い楕円の生地を折りたたむようにしてあんことバターを挟んでいるのも珍しい。
三恵堂
札幌市西区二十四軒3条2丁目5−9
アクセス/地下鉄東西線【二十四軒駅】2番出口から徒歩9分
駐車場/複数台あり
営業時間/9:00〜17:00
定休日/火曜
餅菓商 彩蔵/彩蔵どら焼(西野)
彩蔵(さくら)どら焼は、中に道明寺粉(桜餅に使われるもの)でできた餅が挟まれているのが特徴。餅が入っているので、大きさの割に食べ応えがある。
このほか、彩蔵では洋風の生地にチーズカスタードクリームを挟んだ洋風どら焼き『西野ちぃーずかすたぁー』もある。
餅菓商 彩蔵
札幌市西区西野4条3丁目5−21
アクセス/地下鉄東西線【発寒南駅】1番出口から徒歩20分
※コープさっぽろ西野店そば
駐車場/なし
営業時間/9:00~18:00(完売次第閉店)
定休日/不定休
※休みについてHPやSNSでの周知はないので、必ず購入したい場合は店舗へ事前確認推奨
喫茶カルメル堂/珈琲どら焼き(大通)
喫茶カルメル堂は、おひとりさま専用の喫茶店。
珈琲どら焼きは、甘さ控えめの珈琲あんのどら焼き。皮はシナモンの風味がしっかり効いていて、カフェラテにもよく合う。見た目はどら焼きだけれど、かなり変化球な味わい。
喫茶カルメル堂
札幌市中央区南1条西6丁目20−2 KYビル 6F
アクセス/地下鉄【大通駅】1番出口から徒歩3分
駐車場/なし
営業時間/火-土 12:00〜20:00、日 12:00〜19:00
定休日/月曜日(祝日の場合は営業)
きのとや/極上どらやき
洋菓子のイメージが強いきのとやでは、ケーキのようなどら焼きが売っている。
スフレのようなふわふわで、あんこと生クリームと求肥が挟まれている。甘さは控えめで上品な味わい。もはやどら焼きっぽさはほぼ感じないけれど、ケーキとしてとても美味しい。
実際、店舗ではケーキのショーケースに並んでいる。
札幌千秋庵/巴里銅鑼
札幌千秋庵にもあんこと生クリームと求肥を挟んだどら焼きがある。
オムレット生地で挟んであって、見た目もオムレット風。きのとやとの共同開発商品で、今までの札幌千秋庵にはあまりない、洋菓子に振り切ったスイーツになっている。季節によっては、栗やさくらバージョンも販売される。
すべての店舗で販売されているわけではないので、購入したい場合は、下記の店舗一覧のリンク先を要確認。
なお、札幌千秋庵と函館の千秋庵総本家は別会社。札幌千秋庵は、函館の千秋庵総本家から独立した小樽千秋庵の職長だった人物が、札幌で新たに開業した店。山親爺(千秋庵の銘菓)など同じ名前で売っている商品もあるが、デザインや味わいは若干違う。