お店の紹介

【あんみつさきの/円山】札幌唯一のあんみつ専門店|最高のこしあんが味わえるあんみつ

あんみつさきののクリーム白玉あんみつ

正直言って、あんみつにはあまり興味がなかった。
『あんみつさきの』で食べるまでは。

住所札幌市中央区北1条西26丁目1−15 円山鳥居前ビル 1階
Googlemap
アクセス【地下鉄東西線】円山公園駅から徒歩6分
駐車場なし
※店舗隣にコインパーキングあり(タイムズ円山鳥居前
営業時間12:00〜17:00(LO16:30)
※売り切れ次第終了
定休日火曜
※他不定休あり(Instagram、Facebookで確認可能)
席数24席
テイクアウトあり
予約店内飲食は予約不可、テイクアウトは電話予約可
宅配出前館出店あり
通販なし
公式HP、SNSHPInstagramFacebook
クレジットカード・Paypayどちらも利用可
備考土日は並ぶ可能性あり。
あんみつは1日限定100食のため、必ず食べたいなら早めの時間の訪問を。

このページの内容は、訪問当時の情報です。現在とは異なる場合がありますので、『確実に食べたい!』という場合は、店舗へ確認をお願いします。

↓もくじをタップして好きなところから読めます

あんみつさきのの3つの魅力

あんみつさきのには、カフェや甘味処にはない、専門店ならではの3つの魅力がある。

①本格的なあんみつが味わえる

あんみつさきののクリーム白玉あんみつ
↑クリーム白玉あんみつ

札幌では、本格的なあんみつを食べられる店が少ない。ほとんどの人は、市販のあんことシロップ漬けのフルーツ缶を使ったあんみつしか食べたことがないんじゃないだろうか。あんみつさきのあんみつは違う。はじめて食べたときには「『あんみつ』ってこんなに美味しいものだったのか!」と驚いた。

まず、あんこ、黒蜜、寒天、白玉…などそれぞれがしっかり美味しい。食材へのこだわりはもちろん、黒蜜や寒天など全て店主が手作りしている。

あんみつさきののこだわり

あんこは、十勝の契約農場から小豆を直接仕入れて手作り

・寒天は、伊豆諸島の天草を使用して手作り

・黒蜜は、沖縄県宮古・多良間島産の黒糖使用して手作り

・白玉は、その日の天候に合わせて水分量を調整

杏の蜜煮やえんどう豆も手作り

あんみつの蜜漬けの干しあんず
↑肉厚な蜜漬け干しあんず

その上、全ての素材が上品にまとまっている。何かが主役というわけではなく、全体であんみつとして完成している。特に定番の『白玉あんみつ』や『クリーム白玉あんみつ』は、考え抜かれたバランスを感じる。ぜひ、一度はこの味を体験してみてほしい。何度もリピートしてしまうのはきっと私だけではないはず。

②あんみつのメニューが豊富でカスタマイズもできる

あんみつさきののさくら白玉あんみつ
↑期間限定メニューのさくら白玉あんみつ

専門店というだけあって、あんみつ系だけでも豆かんやみつ豆、抹茶白玉あんみつなど6種類のメニューがある。季節によってはさらに期間限定あんみつも登場する。さらに、杏やアイスクリーム、あんこなどのトッピングメニューもあり、カスタマイズも可能。杏たっぷりのあんみつやダブルあんこのあんみつにすることができる。

③落ち着いた和の空間であんみつを楽しめる

あんみつさきのの店内
↑店内から見える小さな庭

店内は、甘味処らしい落ち着いた和のしつらえ。小さな庭もきちんと手入れされている。座席の間隔はゆとりがあり、満席になっても圧迫感はない。上品なあんみつを食べながらゆったりした気持ちに浸れる大人の空間。

メニュー

あんみつさきのでは、あんみつの他にもおしるこやぜんざい、季節によってはかき氷などのメニューが楽しめる。

あんみつメニュー

あんみつさきののクリーム白玉あんみつ
↑クリーム白玉あんみつ

あんみつのレギュラーメニューは、以下の6品。
※全て飲物付(税込)

白玉あんみつ 1,220円

白玉クリームあんみつ(白玉あんみつ+バニラアイス) 1,350円

抹茶あんみつ(白玉あんみつ+抹茶アイス) 1,380円

大名あんみつ(白玉あんみつ+バニラアイス+抹茶アイス) 1,480円

白玉みつ豆 1,220円

豆かん 1,190円

価格は、飲み物がセットになって1000円前後とおやつにはやや高め。その分、質も量も満足感がある。セットの飲み物(煎茶、ほうじ茶、玄米茶、和紅茶)も、とても美味しい。

あんみつさきのの和紅茶
↑セットドリンクの和紅茶

あんみつメニューには以下のトッピングも可能。

  • 白玉(5個) 150円
  • 杏(3枚) 250円
  • 栗(3個) 230円
  • 赤えんどう豆 130円
  • こしあん/つぶあん 各180円
  • 寒天 180円
  • 黒蜜 120円
  • バニラアイス/抹茶アイス 各180円

おしるこ・ぜんざいメニュー

おしるこ・ぜんざいのレギュラーメニューは全部で4品。

※全て飲物付(税込)

  • 田舎しるこ(つぶあんのおしるこ) 1,350円
  • 御膳しるこ(こしあんのおしるこ) 1,350円
  • 栗しるこ(つぶあん/こしあん) 各1,480円
  • クリーム白玉ぜんざい 1,350円
あんみつさきのの御前しるこ(こしあん)
↑御前しるこ

店主のおすすめは『御膳しるこ』なので、迷ったらぜひ御膳しるこを。

セットメニュー

あんみつのセットメニューもある。

  • あんみつ・おしるこセット 1,980円
  • あんみつ・おしるこセット(ミニあんみつの場合) 1,540円
  • 栗と山菜の五目おこわとミニあんみつ 1,350円
あんみつさきの:あんみつおしるこセット
↑あんみつ・おしるこセット(抹茶あんみつと御膳しるこ)

「あんみつとおしるこ、どっちにするか決められない…」という人はぜひ、あんみつ・おしるこセットに。あんみつとおしるこはメニューの中から好きな種類を選べる。「甘味をたくさん食べられない…」という人は、ランチにおこわとミニあんみつセットがおすすめ。

季節メニュー

レギュラーメニューの他に、季節ごとに様々なメニューも登場する。季節メニューは、InstagramとFacebookで告知される。その年によってメニューが変わることもあるので、最新情報はSNSで確認を。

下記は、過去に提供された季節メニューの一部。

  • さくら白玉あんみつ:2022年春
  • 珈琲あんみつ:2022年初夏
  • 冷やししるこ:2022年初夏
  • 氷吉野(抹茶かき氷+小豆):2022年夏
  • 氷苺金時:2022年夏
  • 栗あんみつ:2022年11月
  • かぼちゃあんみつ:2022年10月
あんみつさきののさくら白玉あんみつ
↑さくら白玉あんみつ:2022年春
あんみつさきのの珈琲あんみつ
↑珈琲あんみつ:2022年初夏

テイクアウトメニュー

一部のメニューは、テイクアウトも可能。店内飲食より小さいサイズにはなるが、本格あんみつを家で楽しんだり、手土産にすることができる。なお、賞味期限は当日中。

  • あんみつ 680円
  • 白玉あんみつ 680円
  • みつ豆 680円
  • 豆かん 650円
あんみつさきの:テイクアウト
↑テイクアウトのあんみつ

食レポと口コミ

味わいをより詳しく知りたい人のために、食レポと食べログやInstagramでの口コミも紹介する。

白玉あんみつの食レポ

定番の白玉あんみつの内容は、あんず、白玉、寒天、えんどう豆、こしあん、栗、みかん。別添えの黒蜜をかけて頂く。器はどんぶりなので、ボリュームはしっかりある。

あんみつさきのの白玉あんみつ
↑白玉あんみつ

読み進める前に、一旦、あなたがこれまで食べたあんみつを思い出してみてほしい。なんとなく黒蜜の味がするけれど、ぼんやりとした味だったりしないだろうか?私はそんな感じだった。

でも、この白玉あんみつは違った。冒頭でも書いた通り、寒天、あんこ、黒蜜などひとつひとつが主役級に美味しい。さらにそれらが、完璧なバランスであんみつとしてまとまっている。

たとえば、私はそれまで寒天をかさ増しと思っていた。でも、このひんやり瑞々しい寒天は、絶対に入っていてほしい。白玉もそれだけで美味しいと思ったことはなかったけれど、あんこや黒蜜がなくてももっちり美味しい。あんずも飾りではなく、肉厚で食べ応えがあり、ほのかな酸味がアクセントになっている。

あんこも、一般的なあんみつでは「あんこが美味しい」とは感じない。でも、この白玉あんみつのあんこは、あんこ好きにこそ一度は食べてほしい美味しさだった。雑味がなく、なめらかで上品だけれど、小豆の味も感じる。

粒あん派の人は、普通のこしあんを豆らしさが足りないと思うことがある。私もそういう理由でそれまでは粒あん派だった。でも、このこしあんを食べてから、「私はただ『おいしいこしあん』を知らなかっただけなんだ」と考えを改めた。おしるこなど粒あんのメニューもあるけれど、粒あん派の人にもこのあんみつはおすすめしたい。

なお、黒蜜は別添えなので、甘さを抑えたい人は黒蜜をかける量で調整も可能。全部かければ甘味らしいしっかりした甘さになる。個人的にはそれでも全くくどさは感じず、するするっと食べられた。

おしるこ(こしあん)の食レポ

あんみつさきのの御前しるこ(こしあん)
↑御前しるこ

おしるこは、こしあんの『御膳しるこ』とつぶあんの『田舎しるこ』の2種類ある。店主のおすすめは御膳しるこ。こしあんはつぶあんよりも作るのに手間がかかるので、手作りこしあんのおしるこはとても贅沢。

汁の粘度は高めで、緩めのあんこという感じ。飲むというより食べる感覚だ。熱々でしっかり甘く、冬の冷えた体を温めてくれる。添えられた塩昆布とお茶を間に挟みながら食べ進めるのにちょうどよい甘さ。最近は、甘さ控えめが当たり前になっているけれど、個人的にはおしるこはこのくらいの甘さが美味しいと思う。こんがりと焼かれたお餅の香ばしさもまた、甘めのあんことベストマッチ。

口コミ評価

食べログの評価は3.35。極端な低評価はなく、3.1~4.3の間に分布している。店内飲食はテイクアウトよりも評価が高め。価格は上がるけれど、その分、お店の雰囲気も含め満足感を感じる人が多い様子。あんみつの他、かき氷が美味しいとの声も多数あった。Googlemapでの評価も4.4と高評価。

Instagramでは、『#あんみつさきの』で検索すると、「美味しかった」とのコメントと一緒にアップされた写真をたくさん見ることができる。あんみつの写真が一番多いけれど、おしるこやかき氷も人気。

店内の様子

店内は、和のデザインに統一されている。入ってすぐの右手前の席と一番左奥の席は、窓から日本庭園風の小さな庭が見える。席数は、4名席×5、2名席×2の計24席とそれほど多くはない。席と席の間隔が広いので、隣を気にせず落ち着いて甘味を楽しめる。

あんみつさきのの店内
↑足元の窓から見える小さな庭

一人で訪れている人や年配のご夫婦が多いからか、店内はいつも静か。落ち着いた大人なデートをしたいときにもおすすめ。平日の開店直後はおひとりさまが多いので、一人でも行きやすい。

なお、北海道神宮の近くということもあり、土日などはすぐに満席になったり、並ぶこともある。土日に訪問する際は、時間にゆとりを持って行くのがおすすめ。

アクセス詳細

公共交通機関で行く場合

場所は、円山鳥居のすぐそば。地下鉄:東西線の円山公園駅5番出口から徒歩6分(500m)の距離にある。円山公園駅は、札幌の地下鉄駅の中心である大通駅から、乗り換えなしで3駅なので、市外・道外からの人も行きやすい。

Googlemap

【経路】
5番出口を左に出て、最初の交差点を左折
円山小学校の前を通過して、東光ストア円山店のある交差点で左折
円山鳥居を通り過ぎて少し進んだ辺り(左手側)に見える
あんみつ専門店あんみつさきの
↑『あんみつ』ののぼりと白い暖簾が目印

北海道神宮の帰りに寄るのであれば、北1条通に出て右(円山鳥居方面)にまっすぐ行くと、鳥居の少し手前にある(右手側)。

車で行く場合

車で行く場合、大通方面から国道124号線を西に走ると、通り沿い左手に店がある。専用駐車場はないが、店が入っているビルのすぐ隣(大通方面から行った場合はすぐ手前)がコインパーキングになっている。

あんみつさきのの隣にあるコインパーキング
↑タイムズ円山鳥居前

Googlemap

もし、ここが埋まっていれば徒歩2分ほどの場所にもコインパーキングがある。

あんみつさきの近隣コインパーキング
↑ネクステップ北1西26

Googlemap

あんみつさきのの歴史

あんみつさきのの店主は、崎野貴氏さん。かつて東急百貨店にあった銀座立田野(ぎんざたつたの)札幌支店の店長も務めた方。銀座立田野とは、あんみつ発祥の店『銀座若松』からあんみつのレシピを伝授された店の一つ。そんな名店で腕を磨いた崎野さんは、まさにあんみつのプロ。

オープンは2020年9月と比較的新しいので、今後長く札幌で愛されてほしい。

参考サイト、文献

このページは以下のサイト、SNS、雑誌、現地訪問をもとに執筆しています。

ABOUT ME
木村大福
札幌在住のあんバサダー(日本あんこ協会 認定あんこ女子)。 札幌中のあんこを食べ尽くしたい…!