札幌で美味しいどら焼きが食べられるお店4選／あんこマニアの食べ歩き記録

このページでは、本気のあんこ好き：木村大福（日本あんこ協会認定あんこ女子）が、実際に食べ歩いて特に美味しいと思ったどら焼きを紹介。

↓その他に食べ歩いたどら焼きはこの記事で紹介

札幌どら焼き図鑑／あんこマニアの食べ歩き記録あんこマニア（日本あんこ協会認定あんこ女子）による、札幌のどら焼き食べ歩き記録。定番どら焼きから変わり種どら焼きまで紹介。...

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六花亭のどらやき／御容赦どらやき

帯広に本店のある六花亭は、札幌市内にもテナントを含め30店舗を構えている。北4西6には札幌本店もあって、札幌市民にも親しみのある店。

マルセイバターサンドやホワイトチョコレート、キャラメルなど、洋菓子のイメージが強いけれど、実は、どら焼きも相当に美味しい。

皮は、キメが細かくて柔らかい。しっとりしたスポンジケーキのような、少し洋菓子寄りな生地。

あんこは、甘さはあるけれど、後には引かずすっきりしている。あんこらしいといより、ちょっとジャムっぽい。全体的にどこか洋菓子の要素が取り込まれているように感じるどら焼き。

また、六花亭には新物の小豆が出回る時期（10～3月頃）だけ販売される『御容赦どらやき』もある。

本日より、新小豆の風味を生かした #御容赦どらやき の販売がはじまりました。餡はみずみずしく、日持ちは1日限りのため、オンラインショップでの取り扱いは御容赦ください。この他、今月のお菓子は #新米大福 や #新栗 を用いたきんとんなど、新物づくしです🌾詳しくは▶️ https://t.co/6HOSoNlCel pic.twitter.com/YXRspjWmkr

— 六花亭公式 (@rokkatei) October 7, 2022

新小豆の風味を生かすために最小限の砂糖で仕上げたというあんこは、本当に瑞々しくてフレッシュ。甘さもかなり控えめ。粒がしっかり残っていて、さらっとしているので、あんこというより煮豆に近い雰囲気。

午前中には売り切れることもあるので、必ず食べたい場合はぜひ早めの訪問を。

花むらのどら焼／梅どら

多くの人がどら焼きを食べに訪れる、厚別の店。正直、地下鉄駅からちょっと遠い、行きづらい立地。

それでも、「どら焼きがおいしい」と評判を聞きつけてわざわざ訪ねるのは、私だけではないらしい。食べログの口コミでは、どら焼きの話で持ちきりだ。

あんこがたっぷり挟まって、しっかりと厚みのあるどら焼き。粒の形がしっかり残るあんこは、瑞々しいけれど、小豆の風味もきっちり感じる。

ふわふわの皮は、蜜がたっぷり染みてしっとり。蜜のおかげで甘さはしっかりあるけれど、なぜか後味はすっきり。この、しっかり甘いのに後に引きずらないのが、どら焼きの人気の理由かもしれない。

さらに、花むらのどら焼き人気を確固たるものにしているのが『梅どら』。

あんこは、小豆ではなく白あん風（ちょっと茶色い見た目と味からは、金時豆っぽい）の粒あん。

そこに甘さ控えめの青梅の甘露煮が入っている。甘露煮なので、酸味はほんのり。そのほんのりした酸味が、どら焼きの味わいをかなりさっぱりさせてくれる。

なお、梅どらには「本日中にお召し上がり頂きますと、おいしさも又、格別です」と書かれている。ぜひとも、その日に食べられるときの訪問を。

北の和菓子 四代嘉心のどら焼き

嘉心のどら焼きは、どこか上品だ。厚みがあるけれど、手のひらに収まる小ぶりなサイズ。

皮は、空気をしっかり含んで柔らかい。クセもなく、蜜もほぼなくて、さらりとしている生地。

あんこは、ふっくら炊かれたつぶあんで、甘さは控えめ。

皮もあんこも主張が強くない、奥ゆかしいどら焼き。

もち甘味処 さくら庵のどら焼き

見るからにわかる、つぶあんのたっぷりさ。注文してからあんを挟んで、優しく包んで手渡してくれる。

あんこは、希少品種で風味が良いと言われる『しゅまり小豆』を使用。皮は、気泡が多くてちょっとだけ弾力がある、どら焼きらしい生地。