今年2月、マツコの知らない世界で『あんバターの世界』が放映され、流行に拍車のかかっているあんバター。
探しづらいだけで、札幌でも食べられるお店が結構ある。
このページでは、実際に食べ歩いて美味しいと思ったあんバターをご紹介。
本気のあんこ好き:木村大福(日本あんこ協会認定あんこ女子)による、あんこの美味しいあんバター5選。
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シロクマベーカリー本店『あんバタートースト』
南郷13丁目にある本店でイートイン限定メニューとして、『あんバタートースト』がある。
少しわかりにくいけれど、1階がパンの販売で2階がイートインスペースになっている。
1階のレジにイートイン限定のメニュー表があるので、注文してから2階へ行けばOK。
もちろん、1階で並んでいるパンを選んで食べることもできる。
あんこは、小豆の味がしっかりして濃厚。
トロっと緩めで温かいあんこが、パンとベストマッチ。
特別甘いあんこではないけれど、量があるので1枚食べるとしっかり甘さを感じる。
どちらかと言えば、甘党さん向けのあんバター。
じゅわっと溶けたバターは背徳的な見た目だけど、意外と重たくない。
パンにバターがじゅわじゅわ染みてるわけではなく、軽く塗って焼いてあるタイプ。
塩気も控えめで、主役というより縁の下の力持ちのようなバター。
パンは、『知床らうす海洋深層水』を使ったこだわりの食パン。
厚切りで、耳がザクっとしっかりめ。
でも、中はふわふわでとても柔らか。
しっかり味のあんこに負けない、さすがはパン屋さんなパンの美味しさ。
シロクマベーカリー本店
札幌市白石区本郷通13丁目南5−20駐車場 店舗前に3台(冬季は2台)
イートイン限定メニュー提供時間 11:00〜16:30
毎週火曜定休
cafeスロープ『バターあんこ』
円山の奥地(本当に坂の上の行き止まり)にあるパン屋さん。
こちらも2階がカフェで、トーストメニューに『バターあんこ』がある。
女性2人でやっているお店で、パン作り担当と『あんこ担当』に分かれてるらしい。
(POROCOさっぽろカフェ連載)
あんこは、北海道産『きたろまん』を使った自家製。
甘さ控えめで、濃厚というより、優しくてまあるい味がする。
味が薄いということではなくて、パンにつけずそのまま食べて美味しいあんこ。
あんこへのこだわりを感じる美味しさ。
パンは、もちーっと弾力があって、耳もしっかりめ。
バターがしっかり塗ってあって、表面は炙ったようなこんがり感。
あんこが添えられているタイプだから、まずはトーストだけの味も楽しめる。
パンに塗ってあるだけじゃなく、上にもバターが乗っているから、しっかりバターを味わえる。
塩気もあって、背徳的な美味しさ。
ちなみに、地下鉄東西線の円山公園駅からは徒歩35分くらいだけど、ルートに要注意。
Google mapで32分と表示される最短ルートは、登山道のような道↓。
少し遠回りでも↓の写真の38分のルート推奨。
建物には看板がないけれど、↓のガラス張りの引戸がcafeスロープの入口。
cafeスロープ
札幌市中央区円山西町7丁目7−7駐車場 店舗前の坂に縦列で数台分
カフェ営業時間 12:00~18:00 (L.O.17:00)
毎週水曜・木曜定休
ブルクベーカリー『あんバターゼンメル』
ドイツパンの店、ブルクベーカリー。
札幌には円山本店のほか、西28丁目駅近くに竹村Labo店があり、東急百貨店・丸井今井にも入っている。
ドイツの小型パン、ゼンメルにあんことバターを挟んだ『あんバターゼンメル』がある。
流行りの見た目にインパクトがあるタイプとは違うあんバター。
あんこの量もバターの量も、さっと塗ってある程度で控えめ。
でも、食べてみると、しっかりバターもあんこも感じる。
パンは、ロールパンより少し噛み応えのある、塩パン。
あんことバターとその塩パンのバランスがちょうどいい。
背徳感のなさは、純粋な美味しさへのこだわりの表れかもしれない。
ブルクベーカリー円山本店
札幌市中央区大通西23丁目1−11
Googlemap
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
営業時間 7:30~19:00
ブルクベーカリー竹村Labo店
札幌市中央区北3条西27丁目2−5
Googlemap
駐車場 店前5台
営業時間 10:30~18:00
※パンが無くなり次第閉店
ブーランジェリーコロン『あんバター』
『その土地のパンには、その土地の食材が一番合う』という考えのもと、北海道産食材にこだわるパン屋さん。
HPからは、パンへのこだわりがガンガン伝わってくる。
(boulangerie coronのこだわり)
サイズは小さいけれど、バターの塊が挟まっていて背徳的な見た目。
でも、背徳さに頼った美味しさではなく、個人的にはギャップを感じたパン。
あんこは、豆の味がしっかり。
でも、えぐみは全く感じなくて美味しい。
パンは、歯切れがいいけれど、中はもっちり。
塊のバターもくどくない。
小さなパンの中に、ぎゅっと美味しさが閉じ込められているような感じ。
boulangerie coron(ブーランジェリーコロン)本店
札幌市中央区北2条東3丁目2−4prod.23駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
営業時間 9:00~18:30
不定休
コメダ珈琲店『モーニング』と『小倉トースト』
名古屋発祥の喫茶チェーン。
札幌でもよく見かけるようになったと思っていたら、いつのまにか市内に10店舗も。
バターたっぷりのトーストにあんこを載せて食べられる、『モーニング』と『小倉トースト』がある。
あんバターという名前ではないけれど、王道のあんバター。
すでに有名だけど、とても美味しいのであえて紹介したい。
コメダのモーニングは、朝11:00まではドリンクを注文すると無料でトーストが食べられる独特のシステム。
パンの種類とトッピングを2種類選ぶことができる。
おぐらあんは別添え、バターはパンにたっぷり塗られている。
バターがじゅわっと染み込んだパンに、あんこを塗って食べると背徳的な美味しさ。
山食パンは、ベーシックなふんわり食パンで食べやすい。
あんこはしっかり甘め。
少し塩気のあるバターたっぷりのトーストに塗って食べたとき、一番おいしく感じる甘さ加減。
まさに、小倉トーストのためのあんこ。
レギュラーメニューの小倉トーストは、バターも別添えで運ばれてくる。
見た目ではわかりにくかもしれないけれど、バターもあんこもたっぷり使える量。
パンは、薄切りが2枚で全体のボリュームもすごい。